#趣味の話
2025年11月22日
最近、法律の話ばかりしているような気がします。私は法律に興味がないので大変にけしからんことです。
このサイトは自己紹介のために作りました。ならば好きでもない法律の話などせずに、好きなものの話をするべきです。
何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!(ドン)
ドンは幻聴で海賊王とはなんの関係もないセリフなのですが、もっともだと思います。
私が好きなものはアニメなのですが、一番好きな作品は初代マクロスであるものの、一番感動したのはトップをねらえ!と神秘の世界エルハザード(OVA版)です。
トップをねらえ!は、借金返済のために制作され、商業的な成功を求めてオタクが好きな要素が詰め込まれた「炎の熱血友情ハードSF宇宙科学勇気根性努力セクシー無敵ロボットスペクタクル大河ロマン!!!!!」です。
庵野秀明監督作品ですが、同監督の最大のヒット作である新世紀エヴァンゲリオンは、はっきり言ってよくわからん。サブカルチャーが市民権を得たタイミングに、よくわからんエヴァンゲリオンが登場して、なぜか祭り上げられただけの空っぽな作品だと思います。特撮オタクである庵野監督の戦闘シーンや爆破シーンは本当に大好きなのですが、サブカル的なところはよくわからん。うじうじした碇シンジには全く感情移入できない。碇ゲンドウにはカリスマ性を全く感じない。
何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!(ドン)
はい。トップをねらえ!は監督のオナニー要素がなく、むしろ、あたシコの極みです。それが大成功しています。
全4話の予定がヒットしたので全6話になったという初代マクロスと同じ道を辿っていますが、初期最終話である第4話の盛り上がりがすごい。ヒーローの登場シーンはかくあるべし。絶望的な状況下で単騎出撃して戦況をひっくり返します。
しかし、第4話では、主役ロボ・ガンバスターが不十分な状態での初出撃を強いられていたため、第5話は完全な状態のガンバスターが無双するサービス回になっています。同時に、主人公タカヤノリコとパートナーである「お姉様が鉄下駄を」で有名なアマノカズミの関係を掘り下げました。
そして伝説の第6話、壮大さの演出としてのモノクロ制作、感動のラストシーン。
第6話だけ見ても感動しないと思いますが、第1話から見ていくと絶対に感動します。ノリコはお色気振りまくブルマ美少女のはずなのですが、そんなの関係なく格好いいヒーローの生き様です。そんなノリコの憧れだったカズミは、第5話を経てノリコのベストパートナーです。キン肉マンとテリーマンが友情と信頼で結ばれているように、ノリコとカズミも友情と信頼で結ばれています。最近のアニメはすぐに百合百合させるんじゃないよこのバカちんが。
ラストシーンでは、ノリコとカズミが命と人生をかけて守ったものが確かにそこにあります。
「これならみんな感動するよね。」「はい!します!」本気を出した庵野監督は天才だってはっきりわかんだね。
神秘の世界エルハザード(OVA版)は、ファンタジーものとしてはまあまあですが、ラストシーンが大好きです。以下、酷いネタバレなので反転させます。
主人公水原誠は天才で機械いじりが得意です。そんな誠が通っている高校の地下から謎の遺跡が発掘されます。
誠は悪友から深夜の学校に呼び出されて遺跡に入りますが、そこに現れた年上美女が、まるで誠を知っているかのように語りかけてきました。
「あの懐かしい世界についたら、私によろしく伝えてくれ」
そして誠は、わけもわからないまま、神秘の世界エルハザードへと飛ばされてしまいます。
世界をわたった副作用で、誠は、古代文明の機械を理解できる超能力を身につけます。これは、元々機械いじりが得意な誠と相性の良い超能力でした。
エルハザード最強の人型古代兵器イフリータは、一度見た技を自分のものとすることができます。そして、イフリータは、学校の地下遺跡で出会った美女と同じ姿をしていました。
エルハザードは戦乱のさなかにあり、イフリータは誠たちの敵として登場するのですが、誠の超能力によってわかり合うことができました。
戦いの最中、味方の切り札であった古代兵器が暴走を始めます。古代兵器の真の能力は、次元を超えて異世界をつなぐというものでした。
誠は、エルハザードを救うために超能力で古代兵器の暴走を止めるべくその中枢に突入しようとします。
しかし、イフリータは、機械であり誠の超能力と同調できるため、誠の身代わりとなります。そして、どこかの異世界へと飛ばされてしまいます。
誠は、離れ離れになるイフリータに、超能力を使って、2人が地球で出会っていたならば過ごせただろう楽しい記憶を伝えます。
イフリータが飛ばされた先は、1万年前の地球でした。
一度見た技を自分のものとできるイフリータは、異世界をつなぐ力を手に入れました。しかし、イフリータに残された力はほとんどありません。
そこで、イフリータは、1万年後に出会えるはずの、まだ自分と出会っていない誠をエルハザードへと送るために、長い眠りにつきます。
イフリータは、誠から与えられた楽しい記憶だけを頼りに1万年の時を過ごし、ついに誠と再開します。
「あの懐かしい世界についたら、私によろしく伝えてくれ」
最後の力を振り絞って誠をエルハザードへと送り届けたイフリータは、力尽きようとしていました。
そこに、年齢的に釣り合うくらいに成長した誠があらわれます。
天才誠は、再びイフリータと出会うために、エルハザードで古代文明を研究し、世界をわたることに成功したのでした。
私の中では本作の主人公はイフリータです。イフリータ視点で作品を見るとラストシーンは歓喜のあまり涙腺が決壊します。
どちらも喜びの涙が流せるラストシーンなので超おすすめ、と言いたいのですが、トップをねらえ!はお色気要素が強すぎるので私と同類のキモオタにしかすすめることができず、エルハザードは導入での伏線とラストでの回収が見事なだけで中だるみがひどいためすすめられません。
自分が好きなものでも、他人は好きではなさそうだからすすめられない、というのが、私が孤独な理由なのだと思います。コミュ力あるいは押しの強さが欲しい。営業とか集客とかもぅマヂ無理...