2025年11月9日
※このお話はフィクションという設定です
相変わらず野盗は口を開けば自民党の裏金問題としか言いません。
自民党の支援者が自民党の政治資金パーティーに支払った参加費の一部が議員に還付されていました。しかし、どのように還付されたのか記載する義務があるのに果たされていません。だから不記載問題というのが正確です。
ただし、正しく記載すれば良いというだけでは断じてありません。議員個人に還付されたならば雑所得になるし、資金管理団体に還付されていたとしても、入りは良くとも出が目的外であれば罰せられるからです。議員が払うべき税金はあったのか、政治資金の目的外使用はあったのか、それが不透明になるから不記載は重大な違法です。
問題の構造を正確に認識したうえで不記載の全容解明を目指すことには大いに賛同します。
しかしオールドメディアや野盗どもはさも自民党議員が税金をくすねたかのような誤導を狙っています。それが私には許せません。
お金の出どころは自民党の支援者です。自分が政治活動を支援するために拠出したお金が議員個人のために使われているかもしれない、それは許せないと怒る大義があります。
しかしその他の納税者が、さも自分たちの税金が奪われたかのように怒るのはお門違いも甚だしい。
なお、仮に、自民党の政治資金パーティーに対して寄付したり接待交際費としたりしたお金の一部が、議員を介して戻ってきたならば、支援者の脱税になります。私にはとても数千万円もパーティー券を売れるとは思えない議員が、高額な還付を受けています。それは支援者の脱税に協力していたからではないか、不記載問題の全容を解明をすれば自民党は支援者という名の脱税犯の支持を失うから解明できないのではないか、という可能性もあるのです。もっとも、可能性の問題なので、それを問題視するつもりはありません。ただ、野盗どもがその可能性を指摘しないのは、自らも支援者の脱税に協力しているからではないかとも疑っています。
私は元国会議員秘書でした。誰とは言いませんが、自民党ではない当時の与党議員に仕えていました。
誰とは言いませんが、ある自民党ではない議員が自ら政治資金パーティーを開催し、300万円のパーティー券を売り上げました。ところが、その議員の翌年の政治資金収支報告書を見ると、パーティー券収入が記載されていませんでした。純度100%の不記載です。仮に個人の雑所得として確定申告していたとしても、政治資金パーティーだと言いながら懐に入れたのですから、詐欺です。自民党が議員に還付した場合とは異なります。これこそが裏金です。
誰とは言いませんが、自らが自民党よりも悪質な不記載問題を起こしているその野盗議員は、今日も自民党に対して、裏金問題の責任を取れと攻撃しています。
私は自民党を支持しているわけではないのですが、不記載問題の全容を解明するどころか自らが自民党よりも悪質な不記載を行いながら国民の誤導にばかり熱心な立憲共産党に政権を盗られるわけにはいかないと、いつも不本意な投票行動を強いられています。政治腐敗に関わってしまった人間としてのせめてもの贖罪です。