#ITの話
2025年9月18日
最近電話を使っていません。事務所固定電話、事務所固定電話転送先携帯、私用携帯、ついでに事務所FAX、事務所FAX転送先インターネットFAXと、1人で5回線も契約しているにもかかわらずです。
唯一、親戚からの紹介(という名の無償労働強制)で、無料電話法律相談をしました。弁護士は、知り合いや親戚に弁護士がいるマウンティングに使われる程度には社会的地位が残っているということなので、ありがたくもあるのですが、商売の邪魔は邪魔です。もう親戚付き合いを絶とうかなとも考えてしまいます。
事務所にかかってくる電話で受ける必要があるのは、以前は裁判所書記官からの問い合わせ、今は極稀に弁護士会委員会担当事務職員からの問い合わせだけです。電話での依頼など受け付けていませんし、知り合いは私が忙しいことを知っているので、メールやSNSで連絡してくれます。口頭で話し合う必要がある場合、メールやSNSでアポを取ってのWEB会議です。電話を仕事で使うことはほぼなく、プライベートもメールかLINEです。LINE通話は割と使います。ご飯食べにいってはぐれてどこにいるの、とかです。
電話は、事務所も私用携帯も日に何回か鳴りますが、80%(気持ち上の数字です)が詐欺営業です。回線切り替えで通信費が安くなる、というものです。残りのうちの19%が弁護士向けの詐欺ではない営業です。弁護士検索サイトに登録しませんか、WEBサイトを作りませんか、電話代行サービスを使いませんか、です。
弁護士検索サイトになんて登録したら客が来るだろ、WEBサイトはすでにここにあるが何か、電話代行サービスは営業を断るだけの仕事になるのでかわいそう、だから詐欺ではない営業電話も容赦なくブラックリスト入です。電話営業のノルマがあるだろうに、協力できなくてスマン。
遂に、私のデフォルト行動は、登録されている連絡先以外からの電話には出ない、電話が鳴ったらうるさいのでミュートにしてインターネット検索で詐欺番号であることを確認してブラックリストに追加、というものになりました。個人事務所を経営しているにもかかわらず電話に出ないというのはいかがなものかと思いましたが、それが合理的な行動である時代はもっといかがなものかと思いました。