#法律の話
2026年5月11日
今日は自宅で在宅ワークなので、テレビで「ひるおび」が流れていたのですが、「八代英輝」なる元裁判官が参加する中で、おそろしいやりとりがなされていました。
北越高校のバス事故の件で、学校は、契約締結前に書面のやり取りはなされていないと説明しています。
これに対してひるおび(元裁判官含む)は、請求書があるから学校は嘘をついている、と批判しています。
こいつら誰も見積書と請求書の違いがわかってねえ!
見積書というのは発注前、契約成立前に発行されるものです。
請求書というのは契約成立後、多くは役務提供後に発行されるものです。
実務では、慎重に契約をする場合、見積書を厳重チェックします。
これに対して、請求書は、記載金額におかしなことがない限り、内訳まではチェックしないことも多いです。請求書を受け取る段になれば、実際にサービス提供を受けているので、サービス内容に関心はないからです。例外的に、費目によって仕訳が異なるような契約の場合、内訳をチェックします。
今回は、学校としては、内訳にかかわらず、請求金額をそのまま旅費交通費で計上するはずです。だから請求書の内訳を見ないことに、良し悪しは別として、業務フロー上からくる説明の合理性があります。
見積もりを取らずに発注してしまうことは学校の落ち度です。それは反省すべきです。
しかし、学校の説明は、現時点では一貫しています。
にもかかわらず、元裁判官が、見積書と請求書の違いを理解できておらず、漫然と、学校は説明を受けていたと批判している。この元裁判官のレベルの低さに、日本の司法の問題点が集約されています。
思えば裁判官は、社会で働いたことがない、他の国家公務員のようにジョブローテーションも経験していない。一部の出世していく裁判官は、法務省などに出ていって、管理職も経験し、その中で、見積書と請求書の違いを弁えるのでしょう。しかし有象無象の裁判官にはその機会がない。
私は裁判をしなくなって久しいのですが、八代英輝なる元裁判官が、還暦を過ぎているにもかかわらず、全国放送で世間知らずをさらけ出したことで、裁判官のレベルの低さを知ることができました。
個人の問題ではありません。このような個が紛れ込む育成システムの問題です。この問題はとても深刻です。
2026年5月12日
申し訳ございません。元裁判官のレベルの低さではなく弁護士のレベルの低さの問題でした。裁判官の皆様に謝罪いたします。
問題はより根深いです。
八代英輝なるタレント、判事補のまま退官しています。その後は弁護士として活動しているという触れ込みですが、元裁判官を売りにしたタレントです。
それでも弁護士歴は長く、見積書と請求書の違いくらい弁えていてほしいものですが、調べたところ、海外の事務所の日本事務所ということで、経営にはタッチしていないのでしょう。
思えば、ボス弁以外の弁護士は見積書と請求書に触れることがありません。パートナーまで昇らなければ、社会常識を身につける機会はありません。ただし事務所に毎月いくらいれることを求められるだけの実質ノキ弁のパートナーは除く。
これは本当に根深い問題です。私は、見積書と請求書の違いがわからない裁判官の裁判なんて受けたくないし、そんな弁護士に依頼したくありません。
世間は学校は嘘をついている一色のようですが、見積書と請求書の違いってそんなに難しいかな?
たしかに見積書を精査するのは発注権限を持つ管理職で真面目に仕事をしている人間だけですが、そのような人間は少ないということなのでしょうか。私はずっと企業管理部門の上流(偉いという意味ではなく決裁の最後の方に登場するという意味です)で生きているので、いきなり請求書を持ってこられたらその時点で激怒、相見積を取るべきではない場面での理由説明書の作成に腐心、というような経験ばかり積んでいるのですが。