#お金の話
2026年1月23日
昨日景気の良い日常も発信すると言ったな。それが今日だ。
年明けから、やたらと新規契約の契約書添削依頼を受けます。いくら複数クライアントからの合算とはいえ、連日、3~5通の依頼が来ると震える。
今日は、ある取引先の経営会議に出席したら、もう2027年入社の内定(正確には内々定)を出し始めていました。新規出店のオープニングスタッフが足りない、タイミーを使うしかないのか、どんな業務をタイミーするか社内レギュレーションを策定しよう、そんな話をしていました。
主体性なく流されるばかりの私の仕事内容は、世相に大きく左右されます。
コロナ禍初期は不景気に起因すると思われる労働案件の比率が高くなっていました。
コロナ後のここ数年は、皆がコロナを機に引きこもるようになったためか、インターネット上のバーチャルなエンタメの比率が非常に高くなっていました。メタバースを始めたり、版権もののゲームを扱ったり、なんかエンタメ弁護士っぽいハイカラな気分になっていました。
直近では、リアルでの人手不足に起因する、やばいかもと思いながらも雇ったらやっぱりやべえやつだった労働案件が増えています。不景気でも好景気でも労働案件は不滅です。
エンタメ関係でも、所属アーティストの全国ツアーの客入りが好調だったり、ドラマの主題歌に起用されたり、結構いい感じらしいです。それらの契約に絡んでいる私も鼻高々です。関係者特権でチケットをもらえるので楽しみです。
株価が絶好調のようですが、実体経済も間違いなく強いです。弁護士業界も初任給がえらいことになっています。今、好景気を感じられない奴はアレだ。ご愁傷様です。
私もセルフご愁傷様であり、至近距離から好景気を見守る立場にいながらも、実入りはまったくもってなんの変化もありません。逆に考えるんだ。私は不況に強い業態なんだ。
真面目な話、私の顧客層は、イケイケのベンチャーだが、図体がデカくなりすぎて、このままだと自壊すると気づいて、洗練された組織に脱皮しようともがいている中小企業と大企業の境目です。だから好景気になると私が楽しめる仕事が自然と増えます。不景気になればなったで、時限爆弾が連鎖爆発を始めるから、私の仕事は失われません。そのように考えると、私の収入は市況にかかわらず低値安定だが、好景気になると仕事が楽しくなるのです。
そういうわけで、私も精神的には好景気の恩恵を受けていますから、とてもおめでたい話だと思いました。
2026年2月17日
別々の会社から続けざまに事業譲渡契約書の添削依頼を受けました。事業の身売りと考えるべきか、買い手に新たな収益源を狙う元気が出てきたと見るべきか。私のクライアントはいずれも買主なので、少なくとも私は元気です。
いずれにせよ、売主は債務から逃れて一時的なお金も手に入り、買主は新たなチャンスを掴める。契約が実行されることで理論上は経済は好転します。私はその一助をしているから、堂々と社会のお役に立っていると言えます。
新型コロナ禍の直前に、不動産価格が高騰してきて収益不動産を売却したいから追い出し交渉を一手に引き受けてくれという大型の案件が舞い込んできました。大家側不動産弁護士であった私の活躍の場来た!これで勝つる!
と思っていたら、新型コロナ禍で入居者が一斉に退去して、私の依頼者は、高値で売り抜けるどころか資金繰りが苦しくなって倒産してしまいました。この他にも、勝ち筋の事件の相手方が倒産して、破産管財人は債務を認めてくれたけれど回収はほぼゼロ、お世話になっている依頼者だから私の報酬も本当にお小遣い程度まで遠慮した、ということも複数ありました。
ただ、当時、苦しいのは私だけではなかったので心は楽でした。周囲のマジヤバイ状況に比べれば私の損害なんてどうってことないぜ、という元気すらありました。
そんな時代と比べると、今はものすごく好景気です。間違いない。
今日も1杯1,300円のラーメンを食べながら、高くなったよなと思う一方で、バイト募集の張り紙の時給も高くなったよな、と感じていました。私の売上は増えてないけどな!(これが言いたかった)
2026年2月20日
取引先の人材紹介会社が苦戦しています。人材の流動化が進みすぎて、大口顧客が、中途採用でも直接応募の集客ノウハウを身に着けつつあるからです。そこで、いかに中小企業からの求人を集めて、大手志向の求職者をどうやって送り込むか、というような話をしています。市場開拓の余地は大いにあり、好景気にアジャストすることが求められている、という状況です。
事業会社では相変わらず人手不足が問題になっています。注目度が高い企業で、なぜ応募が多いのに選考が進まないのか、という話になりましたが、求職者の選択肢が多すぎて、天秤にかけられている感がすごいのだそうです。行き過ぎた売り手市場だという印象です。
結構びっくりするペースで景気が上向いています。私も、新規契約のリスクチェックで忙しいです。どんぶり勘定で仕事をしていますから売上は伸びませんが、どう考えても私が割に合わないという状況になれば、同時に取引先にとって私の必要性が増しているわけで、増額交渉の下地が整います。今はお金ではなく顧客ロイヤルティを稼いでいる局面です。
そんな中で、ネット記事で、52歳の自称就職氷河期世代が、選挙が終わると自分たちを救済する話がなくなると政権批判をしていました。私は2001年大学卒の47歳ですが、氷河期は1999年卒から2005年卒くらいの印象です。氷河期でもないのに氷河期を感じる人間は好景気を感じることもできないのだなと思いました。